Phylosophy of Nora


農楽(のら)の自家農園は北斗市、ワイナリーは函館市にあります。



農楽の基本哲学

農楽には、「曲がって、振って、農を楽しむ」「野良仕事」「どこにも属さず、自分たちの理想を追い続ける」という意味が込められています。『自分たちの納得いくものを提供し、身の丈にあった収入と、最大限の幸せを感じられること』が、一貫した哲学です。

葡萄や野菜の栽培方法

自家農園は、化学合成農薬、化学肥料、除草剤を使用しません。ブドウに関しては、有機栽培認定のもの(無機銅剤、微生物農薬)を必要な時にのみ使用しています。野菜やその他の果樹は、完全無農薬です。土を起こすのか不耕起なのか、どんな管理方法を採用するのかは畑の状況や作物によって変えます。実はとても大変なことなのですが、一つの農法に固執するつもりはありません。

自家農園以外で、高品質な葡萄を入手できる環境は整っていますが、葡萄を提供してくださる農家さんに対して、私たちの哲学を強要することはありません。有機栽培基準をクリアしているものから、減農薬、慣行農法まで様々です。

ワインの醸造方法

農楽蔵のワイン造りも同じ考え方です。
野生酵母発酵、無ろ過、低(無)亜硫酸が基本ですが、除梗するのかしないのか、発酵温度を高くするのか低くするのか、どのキュヴェにどの品種を使うのか、どんな抽出をするのか、などの醸造方法は葡萄の状態によって変えます。瓶詰め前のブレンドは避け、極力早い段階で一つのキュヴェにするように心がけています。


農楽の今まで

●2011年、北海道北斗市に文月ヴィンヤード(自家農園)を開園しました。

ゆくゆくは、野菜~動物~葡萄~加工品~ワインをさらに密接化し、パーマカルチャーを参考にした、循環型の生産体系をとっていきたいと思っています。自然と沢山の動植物が共に生きる、多様性のある環境のなかで生命力に満ちた野菜や果樹ができると考えています。そんな食べ物や飲み物を、皆様におすそ分けできればと思います。

●2012年、北海道函館市に農楽蔵(ワイナリー)を設立しました。

北海道の道南地方と余市町の農家さんから高品質な葡萄を購入してワインを造っています。旬の楽しみ、本来の味を再発見する楽しみ、無理なくたくさん食べて飲める喜び、肩肘はらずに飲める本当のテーブルワイン、北海道や北斗の土地の香りと味を感じるワイン、たくさんの喜びを皆様に感じてもらいたいです。

●2015年、自家農園の葡萄がとれ始めました。

今あるシリーズはできる限り継続していく予定です。年々自家農園の比率が高まりますが、農家さんが一生懸命作った葡萄でのワイン造りは長く続けたいと思っています。

●2023年、北斗市文月に農楽蔵(ワイナリー)を移転しました。


生産者プロフィール

佐々木賢 Ken SASAKI

北海道室蘭市生まれ、千葉県君津市育ち。フランス、山梨、栃木、北海道ニセコ町を渡り歩き、2011年北斗市で農場を開園。農楽では、栽培とWeb担当。
フランス国家認定農業上級免状(BPA)、ブルゴーニュ大学認定醸造技師(DTO)

佐々木佳津子 Kazuko SASAKI

埼玉県幸手市出身。東京農業大学農学部醸造学科、ブルゴーニュ大学醸造学部卒業。兵庫県のワイナリーで長らく醸造を担当、あいだ4年間はフランスで大変な思いをしたらしい。農楽では、醸造と酒税担当。
フランス国家認定醸造技師(DNO)


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